No.18 今年のバレンタイン
◇今年のバレンタイン
これほどバレンタインデーが楽しみだった事はない。
私は消しゴムチョコにピンクをぬりながら、そう思って
ニヤリとした。バレンタインに無縁な私がどうしてココまで
バレンタインが楽しみなのかとゆうとある理由があった・・・

私は今年もチョコを誰かに渡すつもりは無かった。
しかし、チョコが異常なほどに好きな友人Aちゃんが、
しつこく言ってくるのでしぶしぶチョコをあげることを約束
した。だけど、わざわざチョコを溶かして形を変えるのは
面倒なので、コンビ二で売ってる明●チョコなんかでいいや
と、思っていた。
2/14がちゃくちゃくとせまっていたある日・・・・
私は家で勉強しようと思い、筆箱を手に取った。
しかし、筆箱の中に消しゴムがない。
「げ、消しゴムないじゃん。」 私は机の中を探った。
すると、何年か前に貰ったチョコの消しゴムが出てきた。
私はそれを見てあることを思いついた。バレンタインのチョコ
に使えるかも?!すごく、チョコに似てるし、ラッピング
すれば、ばれない・・・・・・
私は思わずニヤリとした。そして、よ〜く消しゴムを洗い、
半分に切った。
消しゴムが一口サイズになり、よりリアルになった。
っとゆうか一口サイズにしておかないと几帳面な
Aちゃんは半分に割ろうとするだろう。
食べる前に気が付かれたらつまらない。
その後、色をつけた方がよりおいしそうだと思い、一つは
そのままで、もう一つはイチゴ味にすることにした。
私はペンでピンク色に塗った。塗っているうちに、
たったチョコ一つでココまで盛り上がれる自分はアホだと思った。

次の日、私はピンクのチョコをより、リアルにしラッピングを
した。(ラッピングをするのに1時間近くかかった。)
ラッピングをしている途中に、手紙を付けた方がより、
面白いことになるだろうと思った。

私は手紙を書いた。↓手紙の文↓
お味はどうでしたか。
あなたの驚きの顔が観れなくて残念です。
味だけでは分からなかった方は鉛筆で書いた文字をしてみるとイイです。
                       by腹黒い友より



P・S味がよく分からなかった方はもう1回かじってみると
いいですヨ。
書いているうちに本当に自分が腹黒い奴だと思った。
私はあげる時の台詞まで考えた。いかにばれないように
スラリと渡すか、チョコをかじった後に手紙を読んでもらうにはどうしたらいいかなどだ。

バレンタイン2日前、私の『チョコそっくり消しFゴム渡そう計画』は完璧になった。消しゴムはもちろんチョコそっくりで、チョコを銀紙で包み、画用紙をハート型に切ってラッピングの袋に入っている・・・。我ながら、めちゃめちゃうまくできたと思った。  》写真を見てみる

2/14・・・私はAちゃんにチョコを渡した。
私はちょっと、台詞が不自然だったと思った。

次の日・・・チョコをかじってくれたかウキウキしながら学校に行った。Aちゃんが私の所に来た。
「消しゴム・・・・。」
「うん、消しゴム。気が付いた?」
「っとゆうか、手紙先に読んだ。」
「・・・・・・うん。」私はガッカリした。
するとAちゃんが「たまたま会ったB君と妹に食べ
させた。」と言った。  「騙された?」
「B君はノリでかじってくれて、妹はほんとに食べそうになったから、かじる前に手から叩き落とした。」
ぅわ、つまんね〜展開・・誰も騙されてかじった人
いないし。
私の『チョコそっくり消しFゴム渡そう計画』は失敗に
終わった。
           . .. .
私は次回はもっとおいしいチョコを作ろうと思った。
必ず、「ギャフン」とかなんとか言わせてやる!

来年のバレンタインも楽しみだなぁ・・・
私は皆の驚く姿を想像し、思わずニヤリとした・・・・。