No.7 名前は「ちゅんた」 その1
◇名前は「ちゅんた」

この前、家のベランダでスズメがけがをしているのを
発見。私はすぐに捕まえてカゴの中に入れた。

スズメの名前は、「ちゅんた」と決めたのに、父は「ちゅ
んちゅん」とよんでいた。メスかオスか分からないので
2つ決めたほうが良い、と言い張るのだった。
ケガは、右足と胸の傷、右足が痛いのか直ぐにコケて
仰向けになって起き上がれなくなった。胸の傷は、イタイ
タしくて血がにじんでいた。
その数日後。  
ちゅんた(ちゅんちゅん)は皆に可愛がられてとても元気
になった。
いつかきっと別れが来るのだろうと思うとチョット悲しくな
った.
野生に帰す時が来たらもう一度記念写真を撮って元気
な姿を載せます。

その2
◇元気なのに、、、。

ちゅんたと、とうとう別れる時がきてしまった。
.「さよなら、ちゅんた。」、と言う前に母が言った。
「ちゃんと飛べるか、部屋に放してみたら。」、と言った。

「ちゅんた〜。カゴから出てね!」なかなかでてこないち
ゅんたにむかって私は言った。

ちゅんたはカゴから出た後、ピョンピョンと部屋の中を跳
びはねていた。ついに飛んだ。でも、無残にも落下。
部屋中を駆けずり回り、部屋のすみに逃げ込んだ。

家族会議が始まり、ちゅんたの今後を話し合った。
飛べない理由も「尾っぽが殆どない」ことが原因だろうと
]の結論で一致した。

野生に戻すのは無理なようだ。
尾っぽが生えて飛べるまでお家で飼う事に決まった。

その3
◇ちゅんたのお家

 左上が
   お家の全景
   ウサギのグーが小さいころ入っていた。ハムスター
   のカゴ。

 右上が
   私が作ったグーの餌箱だった焼き物のお皿

 左下が
   水のみ場。
   最初、飛べなくてこの中で溺れていた。

 右下が
   お気に入りの寝床。
   夜は、必ずこの中で寝ている。
   


その4
◇お気に入りのちゅんたの寝床

夕方になると早々と寝床に潜る鳥目のちゅんた。
とにかく寝るのが早い。
そして起きるのが早い。
どんな寝相か覗いて見たら、ご覧のとおりだった。
寝ているところをゴメンネ!!

朝、
窓辺に出して上げるとモゾモゾと寝床から起き出してきて、
ボーッとしているちゅんた。
その後、おもむろに餌場に直行しておいしそうに朝ご飯を食べる。

体がボロボロのちゅんた。
いっぱい食べて元気になってね!!


その5
◇上手になった水のみ

立てなかったちゅんたも上手に水場で水が飲めるようになった。
水場のヘリにも掴れずに溺れていたちゅんた。
今ではすっかりりりしい姿に見える。
遠目には、鷲の姿に見えたりもする。
気のせいかもしれないけれど。

ちょっと尾が無いのがきになるけど。

ちっちゃな体なので、まだ子供なんだろうか?
綺麗に生えそろっていない子供の羽の様にも見える。
いっぱい食べて元気になって、大きくなって、
早く皆の所に返してあげたい。   


その6
◇餌沢山食べて、、、、。

沢山食べてまどろんでいるちゅんた。
餌場のふちにしっかりとまっていた。

家に来たときは立つこともできなかったちゅんた。

少しずつだが元気になるちゅんた。

物音や人の動きにもなれて驚かなくなってきた。

でも、、、、、、、、。

この写真が、最後になり、数日が過ぎた。

** 手にも乗ったり、ポケットの中にも入ったりしてたのに **


その7
◇ゴメンネ!そして ありがとう!

朝、何時ものようにちゅんたの所に挨拶に行くとうずくまっていた。
父を呼ぶとカゴの中からちゅんたを出してくれた。

目をつぶっていた。    体は冷たい。 
  「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、。」
私は悲しくなった。「ちゅんた、目をあけてよ!ねぇ、
ちゅんた〜!」

「あんなに、元気だったのにね、、、。」
「あと、ちょっとであの広い大空んい飛びたてたのに。」
「ゴメンネ!ゴメンネ!」
私は、もう、あくことのないちゅんたの目を、
そっとしめてやった。


だんだん元気になってきたちゅんた。

もう少しで一人立ちできそうだったちゅんた。

飛ぶ練習はボロボロになるまでやってたね。

ちゅんたとの思い出が心の中で何回も何回も繰り返される。
だから、よけい、悲しい。

私は何時も見えるところだと何時も悲しくなるので
たまに見れるところを選んだ。
新しいガーゼと真綿で包んであげた。

だが、最後の写真だけは撮れなかった。
父も撮れないと言った。
スコップを持って行って、一人で埋めた。
埋めるとき、ちゅんたは涙をながしていた。

私には、涙のながれてるわけ、すぐにわかったよ。

一生のうちについに飛ぶことの無かった大空を夢みてるんだよね!!
「ちゅんた、ゴメンネ!そして ありがとう!」