8月31日
きよこさん&ごんたさん
パンとお菓子関係のみなさん
こんにちは、
パリのマロニエは、もう紅葉を始めています。
巴里レターにも書きましたが、今年の夏は、フランスの南西部と
スペインのバスク地方を廻ってきました。
この旅のことは、いつか巴里レターに書こうと思っていますが、
パンとお菓子に関係した思い出を、ここに書いておこうと思います。
まず、スペインの高速道路のサービスエリア。
お菓子コーナーで、ミニクロワッサンが売られていました。
一口か二口で食べられる小さなもので、
ひとつの袋に、10個くらい入っていました。
保存料をかなり使っているなって感じの、
パンというよりは、やわらかいお菓子といったようなものでした。
変わっていたのは、なかにチョコレートが入っていたこと。
フランスだったら、クロワッサンの形をしていたら、
普通、なかには何も入っていないんですよ。
チョコレートが入っているのは、
パン・オ・ショコラと相場が決まっています。
だから、これってチョット変、ルール違反じゃないの、とか、
でもスペインだから、しれもアリか、などと思いながら食べたのですが、
なかのチョコレートが練り状のドロっとしたもので、
甘すぎて、味はイマイチでした。
∽ ∽ ∽
フランスに帰ってきて、バイヨンヌという町で見かけた、
オレンジのコンフィ(砂糖漬け)。
輪切りのオレンジを砂糖漬けにして、
片側(下の面)をチョコレートで固めてありました。
これは買わなかったけれど、おいしそうでした。
果物のコンフィって、ほかの町でもよく見かけましたね。
特産なのかな。
カルカソンヌっていう中世の城壁で囲まれた小さな町にも、
お菓子の専門店があって、果物のコンフィが何種類も並んでいました。
どんなものがあったかというと、
イチゴ、キウイ、ナシ、プラム、etc
キウイとプラムを買って食べたんだけど、プラムは種入りのままで、
キウイは輪切りでした。プラムは、おいしかったけど、
キウイは「う〜ん、ちょっと。」って感じでした。
なんか、虫歯になりそうだったけど。
∽ ∽ ∽
それから、アルビ。
ここは、ロートレックが生まれたところで、ロートレック美術館があります。
その近くのパン屋さんに入ったら、ちょっと珍しいケーキがありました。
普通の丸くて、上が平らなケーキなんだけど、
上の面に、チョコレートで十字架のデザインがしてありました。
上下左右対称の太めの十字でした。
ケーキの大きさも、二種類ありました。
フランスは、いくらカトリックの国とはいえ、
ケーキに十字のデザインなんて、あまり見たことないですね。
それで、ちょっと歴史のことを思い出したんだけど。
キリスト教のカタリ派というのが、この地方に勢力を持っていたんですね。
でも、ローマからは異端とされていて、
13世紀に、ローマ教会とカペー王朝が組んで、
このカタリ派に対して十字軍を出して弾圧したのです。
これがアルビジョワ十字軍です。
(アルビでは、ぼんやりと思い出しただけで、
詳しいことは、パリに帰って来てから、調べました。)
やっぱり、ケーキの十字ってそれから来ているのかな。
考え過ぎかな。観光客相手のケーキって雰囲気じゃなかったけど。
では、今回はこの辺で。
Michio
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