巴里レター No.34

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

  
       ☆ 巴里レター No.34 ☆

 
 □  □  □  □  □  □  □  □  □  □


     ◇ 2001年 夏 北欧の旅 〔8〕 ◇

 7月17日、コペンハーゲンの朝です。
 ホテルの朝食がね、美味しかったんですよ。
 べつに期待してなかったんだけど。
 でも、ホテル代ちょっと高かったから、トーゼンかな。
 ビュッフェ形式だったんだけど、とくに美味しかったのがチーズです。
 やわらかいチーズの大きな塊りが、デンと置いてあって、
 その上で金属製の糸のようなものを一回転させると、
 スッと一切れスライスされるのです。面白〜い。

 フランスにも、美味しいチーズたくさんあるんだけどさ、
 ちょっと違ってましたね。
 普通のチーズをマグロの刺身とすると、
 そのチーズはトロみたいな感じでした。
 なんとなく分かって頂けたでしょうか。
 デンマークもやっぱり酪農の国なんでしょうね。

     ∽     ∽     ∽

 コペンハーゲンの駅を出たのが8時半ころ。
 また海を渡ったんだけど、ここも橋でした。
 スウェーデンに入って、列車はストックホルムを目指して
 ひたすら走ります。なんとなく北海道に似てますね。
 北海道がこっちに似てるのか。

 空の色というか大気の色というか、
 『ああ、北に来たなぁ。』って感じなんだよね。
 ポルトガルに行ったときは、空を見ただけで、
 『ああ、地の果てだなぁ。』って思ったけど。

 もちろん、北海道を旅するより、ずっと面白いですね。
 なんてったって、スリルが違うもんね。
 『言葉も通じないような国を旅して、はたして生きて帰って来れるか。』
 っていう気持ちがあるからね。

 でも、都市と都市の間が、けっこう距離あるんだよね。
 ストックホルムに着いたのが13時40分だから、
 5時間もかかったんですね。

 「やっと、ストックホルムまで来たかぁ。」って感じ。
 やっぱり列車だとタイヘンだぁ。
 巴里からストックホルムまで、なんと41時間もかかってしまった。
 (ハンブルグで足止めくったり、コペンハーゲンで泊まったりしたけど。)
 でも、ヒコーキだったら、2時間半だもんな。
 ・・・・・ いま、ちょっとカナシかったりして。

     ∽     ∽     ∽

 ストックホルムの駅の近くで、泊まるところを紹介してもらいました。
 前日と同じようにキャビン(?)だったんだけど、もっと狭かった。
 部屋の広さが、ベットの大きさより少し大きいだけというような、
 トイレが付いてるのが不思議なくらいの部屋でした。
 小さい窓が上のほうにあったけど、窓の向こうは廊下だもんね。
 それで、350スウェーデンクローネ。約5000円かな。
 まあ、安かったからいいか。

 街は「北欧のヴェニス」っていわれてるみたいで、
 川なのか、水路なのか、湖なのか、入江なのか、
 よく分からないけど、橋が多かったですね。
 旧市街も雰囲気よかったし。綺麗だった。
 建物の色が黄色だったり、赤っぽかったり、
 パステルカラーというか、上品な感じでしたね。

 でも、本物のヴェニスを知ってるから、
  『ヴェニスとは、比較しないほうがいいじゃないの。
  ストックホルムはストックホルムでいいんじゃないの。』
 って、思ってしまいました。

 で、やっぱり美人が多いんですね。
 「スウェーデンは女がイイ。」って聞いてたけど、ホントですね。
 松本零士のマンガに出てくる綺麗な女の人がいるでしょ。
 あんな感じの人が多いんですよ。
 もっとヨーロッパ的だけど。(あたりまえか) 
 スラッとしてて、金髪で、髪の毛長くて、目が青くて、色が白くて。

 何がいいかっていうと、そういう人が多いから、
 自分のことを美人だとは思ってないんだよね。
 これは、スバラシイことですよ。
 巴里に帰ってから、この話をしたら、他の人も頷いていましたね。
 巴里にいるスウェーデンの女の人に、
 「あなた、美人ねえ。」って言ったら、その人はビックリしてたそうです。
 そのへんが、フランスの美人との大きな違いですね。

 じつはここで、フランスの美人について少し書いたのですが、
 『人によっては、悪口だと思う人もいるかもしれない。』
 と思って、削除してしまいました。
 本当のことを書くと悪口になってしまう、というのがツライところですね。

                                (つづく)
 
 □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □



    ◇ 詩のような言葉たち 〔2〕 ◇

 
       だからイカロス
       あなたの壊れた夢を囁かないで

       心さえ届かない場所で
       夢を語れるはずがない

       愛さえも
       季節の花のように
       ただ風に散ってゆく



 □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □


    ◇ ルルド Lourdes 〔18〕 ◇


 ☆ 1858年2月18日 (木)   3回目のAPPARITION

 初めてマリア様が現れてから、ちょうど1週間後です。
 18回のAPPARITIONのうち、この3回目はわりと重要なものとして
 数えられているようです。というのは、マリア様が初めて、
 ベルナデットに話しかけられた日だったのです。

 この日は、大人が何人か一緒に洞窟に行きました。
 この人たちの助言により、ベルナデットは、
 紙とインクとペンを持って行きました。
 もし、その女性が何か言いたいことがあるようなら、
 その紙に書いて貰おうというのです。

    ∽     ∽     ∽

 そして洞窟で、また同じように女性が現れて、
 ベルナデットが、何か書いてくれるように頼んだとき、
 その方は微笑んで、このように言いました。
 「あなたには、お話しすることがたくさんあります。
  でも、とくに書く必要はありません。
  あなたは、15日間、ここに来てくれますか。」
 ベルナデットは、「来ます。」と答えました。

 女性は、さらに続けて言いました。
 「私はあなたに、この世界での幸福を約束することはできません。
  でも、もうひとつの世界で。」

 ベルナデットは、それから15日間、洞窟に通いました。

   ∽     ∽     ∽     ∽     ∽

 僕の感想なんだけど、
 「この世界で幸福にできるかどうかわからない。」
 というのは、マリア様、正直ですね。
 たぶん、「この世では、幸福になれないかもしれませんよ。」
 っていう意味なんでしょうね。

 また、『やっぱり、他の世界があるんだ。』って思ってしまいました。
 もちろん、それを信じる信じないは、個人の自由だから・・・

 でも、いまちょっと思ったんだけど、
 男が女にこんなコト言ったら、怒られるだろうな、
 あるいはバカにされるかもしれない。
 「この世では、幸福にできるかどうかわからない。
  でも、もうひとつの世界で。」 なんてね。
 思いっきり説得力のないセリフですね。
 この辺に、ベルナデットの14才という年齢が、
 関係してくるのかもしれませんね。 
                               (つづく) 

 □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □

 【近ごろのフランス】

 HPにも書いたけど、小泉首相の訪仏は、
 こちらでは全くニュースになりませんでした。
 みごとにフラれてましたね。
 べつに、シラクさんにフラれたって意味じゃないけど。
 残念無念。

     ∽     ∽     ∽

 最近、気がついたんだけど、
 朝、テレビで、「ドラえもん」をやってます。
 あたりまえだけど、のび太もドラえもんも、
 フランス語話すんですよ。

 昔、「ドラゴンボールZ」とか「セーラームーン」やってたときは、
 こっちでもスゴイ人気だったけど、(だいぶ時差あったけど)
 「ドラえもん」は、どうでしょうねえ。
 あんまりたいしたコトないような気がします。

 登場人物の名前は、あまり変わってないですね。
 シズカちゃんやドラえもんはそのままだし、
 ジャイアンはフランス風にジアンです。のび太はノブになってました。

          2003年5月4日     Michio

 追伸

 フォトアルバムの写真が増えました。
 『地の果てだなぁ。』というポルトガルの写真も載せてます。
 ロカ岬がね、ヨカッタんですよ。
 北欧の写真も、少しづつUPするつもりです。

 フォトアルバム  http://photos.yahoo.co.jp/michion2

 ホームページ  http://members.goo.ne.jp/home/michion2


 巴里レター 配信の手続きは次のところでどうぞ

 めろんぱん    http://www.melonpan.net/mag.php?002474
 メルマガ天国   http://melten.com/m/9592.html    
 PUBZINE  http://www.pubzine.com/detail.asp?id=18529
 まぐまぐ     http://www.mag2.com/m/0000104321.htm

 解除は、登録されたところでお願いします。
 一筆書いて送りたいという方は、次のアドレスへ
 michion2@mail.goo.ne.jp

                      じゃあ またね


 △TOP