| 巴里レター No.36 ☆ ☆ 巴里レター No.36 ☆ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ◇ 2001年 夏 北欧の旅 〔10〕 ◇ フェリーがストックホルムを出航したのが、夕方の5時です。 ヘルシンキ到着が翌朝の9時40分だから、 その距離がわかるでしょう。 大きな船でした。 ギリシャで、島に行くときに乗った船もデカかったけど、 もっとデカかった。上から下まで10階くらいあったもんね。 乗ってた人の数もスゴイんでしょうね。 ゴロ寝の部屋は、一番上の方で、眺めはヨカッタんですけどね。 20人から30人くらいゴロ寝できる部屋が、3つ並んでました。 畳敷いてあるわけじゃぁないですよ。薄手のカーペットだったかな。 とりあえず荷物を置いて、デッキにいってボケーっと 景色を眺めてました。やっぱり穏やかな海ですね。 でも、色が海らしくないんだよね。 『なんかセーヌ川みたいな色だな。』って思ったりして。 透明感のない緑色なんですよ。 (フォトアルバムの「巴里」で、セーヌ川の色が分かります。) 『内海だからかなあ。でも地中海はきれいだけどなあ。 雨降って濁ってんのかなあ。(んなアホな。)』 水の色は、フィヨルドの方がきれいでしたね。 船のなかには、サウナとか本場のバイキング形式のレストランとか 免税店とかカジノとかディスコとか、いろいろありました。 そうだ、思い出した。船に乗船するところに売店があって、 トナカイの毛皮を売ってたんですよ。 小形の白っぽいトナカイ1頭分で、55ドルでした。 『安いなあ。』と思ったんだけど、旅はこれからだからねえ。 『荷物になるし。』って思ったのでした。 ∽ ∽ ∽ 船のなかをウロウロしたんだけど、 もっぱらカジノで時間を潰しました。 ちょっとした一角に、ルーレットの台が一つ、カードのテーブルが 一つか二つ、それからスロットマシーンが並んでいたのです。 スロットマシーンを適当にやってみたんだけど、 日本と違って、こっちのスロットマシーンて、 ゼンゼン勝てる気しないし、実際勝ったことないんだよね。 いつも人だかりがしてたのが、カードのところで、 僕もギャンブル嫌いじゃないから、ずっと見てたんだけど、 でも、スロットマシーンしかやったことなかったから、 参加しなかったんですよ。 昔、バイト先の先輩なんかとマージャンやったときに、 花札のコイコイを教えてもらって、やってみたら、 アッという間にコテンパンに負けてしまった、 というニガイ経験があるのです。 それ以来、僕は、 「ギャンブルは、ルールだけ知っていても勝てない」 という立派な哲学を持っているのです。 ブラックジャックなんだけど、僕が知ってるルールとは、 やっぱりちょっと違うんですね。 絵札が二枚きたら、二つに分けることができるとか。 同点だったら、ディーラーの勝ちとか。 (ディーラーは、ベテランて感じのオバサンでした。) ドイツ人みたいな若いカップルがいて、かなり勝ってましたね。 『女連れて、ギャンブルで勝つなんて、ニイちゃん、 カッコいいじゃん。』って、思わず尊敬してしまいました。 適当に勝ったら、サッとやめる人もいたけど、 そのニイちゃんは、トコトンやるという性格みたいで、 ズーっとやってたら、最後の頃には、山のようにあったコインが 全部なくなって、かなり持ち出しになってたみたいです。 『世のなか、甘くないよな。』 そのニイちゃんの、天国から地獄へと、 まっ逆さまに堕ちていった気持ちが、 手にとるように解ってしまいました。(ナムアミダブツ) でも、ディーラーのオバさんは、サスガですね。 最初から最後まで、穏やかな笑顔が変わらないんですね。 可哀そうなニイちゃん。 ∽ ∽ ∽ 結局、午前1時頃までウロウロしてたかな。 そろそろ寝ようと思って戻ってみたら、 ゴロ寝の部屋は、ドコも寝袋でいっぱいの状態でした。 男も女も関係ないもんね。 『皆さん、逞しいなぁ。』 ローカで寝ることも考えたんだけど、 実際寝てる人も何人かいたけど、 電気点いてるし、人が歩いたりするからねえ。 荷物を置いてた部屋の入り口付近に、 ちょっとしたスペースがあったので、 そこで寝ることにしたのでした。 横向くと、誰かの足だったりして。 『誰かトイレ行く人に、踏んぶされるかな。』 とか思いながら。 旅の疲れでしょうか、けっこう眠れましたね。 『でも、やっぱりマトモなところで眠りたい。』 (つづく) □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ◇ 詩のような言葉たち ◇ 白い坂道を ロバを連れた老人が ゆっくりと登ってゆく 風が 海の言葉を運んでいる □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ◇ ルルド Lourdes 〔20〕 ◇ ☆ 1858年2月21日 (日) 6回目のAPPARITION この日は、早朝にAPPARITION(御出現)がありました。 洞窟の前に、100人ほどの人が集まりました。 ロザリオの祈りがあり、ベルナデットが静かなトランス状態に入り、 そして夢から覚めたように我にかえるという、 いつもと変わらないAPPARITIONだった、と記録されています。 ただ、この日初めて、ベルナデットに対して、 Jacomet警視の尋問がありました。 ∽ ∽ 1858年2月22日 (月) ベルナデットは、両親に止められたのですが、 何か逆らい難い力に押されるようにして、 洞窟に行きました。 しかし、APPARITIONはありませんでした。 洞窟の前に集まっていた人たちは、皆失望しました。 ベルナデットは、帰り道、 『何が、「白い女性」の気に入らなかったのだろう。 自分は、いったいどうすればよかったのだろう。』 と、悲しい気持ちで考えました。 (つづく) □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ 【近ごろのパリ】 日本にも、似たようなモノがあるかもしれないけれど、 こちらでは、よく車の後ろの窓に 「BEBE A BORD」 (赤ちゃんが乗ってます) っていうステッカーを貼ってるんですね。 『だからムチャしないでね。』とか、 『ゆっくり走るけど、怒らないでね。』 っていう意味でしょう。 最近、ちょっと笑っちゃったんだけど、 「CHIEN A BORD」 (犬が乗ってます) っていうステッカーを貼った車がありました。 『だから、なんなの。』って言いたくなるけど、 愛犬家が多いフランス人のユーモアなんでしょうね。 ∽ ∽ ∽ シャンゼリゼで、TRAINの展示が始まりました。 この前行ったときには、SLがまだ来ていなかったので、 お天気がよくなったら、また行ってみようと思っています。 シャガール展も、そろそろ行かないと。 ねえ。 2003年5月20日 Michio 追伸 前回のNo.35を配信したあとで気がつきました。 【近ごろのパリ】の、フランス軍が採用してるカメラのことだけど、 『普通、デジカメにはモータードライブは付かないんじゃないか。』 って思ったんですね。よくわからないけど。 でも、ナンカやたらデカいカメラでした。何なんでしょうね。 近くに迷彩服を着た兵隊さんがいたから、 『あんまり一生懸命見てると、誤解されるんじゃないかな。』 って思ったりして、よく見なかったんだけど。 ∽ ∽ ∽ 「モジリアニ展がミラノに来たので、行ってきました。」 というメールを頂きました。 『そっかぁ。 他の都市も廻るんだ。 でも、日本には行かないだろうな。』って思ってしまいました。 新しいホームページ、だいぶ出来てきました。 今度は、写真もUPできるので満足してます。 HTMLタグがねえ、もっと簡単だったらいいんですけどね。 ホームページ http://www.geocities.jp/paris1830/(新) http://members.goo.ne.jp/home/michion2 フォトアルバム http://photos.yahoo.co.jp/michion2 (エーゲ海の写真をUPしました。) 巴里レター 配信の手続きは次のところでどうぞ めろんぱん http://www.melonpan.net/mag.php?002474 メルマガ天国 http://melten.com/m/9592.html PUBZINE http://www.pubzine.com/detail.asp?id=18529 まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000104321.htm 解除は、登録されたところでお願いします。 一筆書いて送りたいという方は、次のアドレスへ michion2@mail.goo.ne.jp じゃあ またね
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