巴里レター No.38

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       ☆ 巴里レター No.38 ☆

 
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     ◇ 2001年 夏 北欧の旅 〔12〕 ◇

 ヘルシンキのインフォメーションに行って、
 安く泊まれるところを紹介してもらいました。
 ヒゲのニイサンは、公衆電話からYHに予約を入れました。

 「どの辺なの?・・・そう、・・・じゃあ、同じ方角だね。」
 って言って歩き出したんだけど、よく見たら同じ住所なんだよね。
 「あれっ、・・・・・おかしいねぇ。
  YH(ユース)と一緒になってるのかなぁ。」
 とか言いながら、たどり着いてみたら大学の学生寮で、
 夏の間だけ、旅行者を泊めているのでした。

 新学期が始まるのは秋なので、
 卒業生が出てから、新入生が入ってくるまでの間、
 空いてる部屋がたくさんあるのかな。

 僕は一人部屋で、ヒゲさんは他の人たちと相部屋でした。
 『な〜るほどぉ。』 って、感心してしまいました。

 僕の部屋が7000円くらいでしたね。
 まだ新しい建物で、なかなか快適でした。ベッドが二つあったから、
 『普段は学生が二人で住んでいるんだろうなあ。』って思いました。
 窓が大きくて、上から下まで厚いガラスって感じだったんだけど、
 『これって、冬寒いんじゃないの。北極圏近いし。』

    ∽     ∽     ∽

 ヒゲさんが、翌日の夜の船でストックホルムに戻るというので、
 僕もそうすることにしました。やっぱりバイキング・ラインで、
 今度はちゃんとベッドの予約ができました。ラッキー。
 レイル・パスで割引になって、5500円くらいでした。
 (やっぱり、ゴロ寝のチケットより高いんだ。)

 でも、ヘルシンキにいる間は、ヒゲさんとは別行動でした。
 僕は、やっぱり美術館見たいんだけど、彼は興味がないみたい。

 で、行きました。アテネウム美術館。
 ヨーロッパって、絵の好きな人にはいいところだよね。
 有名な画家の絵が、あっちこっちに分散してるから、
 旅をしてても楽しいですね。
 ここにも、ゴッホ、ゴーギャン、モジリアニなどの、
 見たことのない絵がいくつもありました。

 それから、気になったのが、
 Ellen THESLEFF(1869−1954)という女流画家の
 デッサンのような自画像。・・・ 神秘的なんですよ。
 まあ、もともとが美人だったんだろうけど、
 他では見たことのないような雰囲気のセルフポートレートですね。
 美術館に入っているくらいだから、
 フィンランドでは有名な画家なのかもしれない。
 (もし、この絵を見たいという方がいたら、一報ください。)
 ちょっと調べてみたら、シンボリスムの画家だって。
 なんとなく納得。

     ∽     ∽     ∽

 ヘルシンキって、見るべきところがコジンマリと
 まとまっているから、「歩き」でいけます。
 空見ると、『北極近いぜ。』って感じなんだけど、
 人間が親切なんだよね。

 ヘルシンキだけじゃなくて、北欧はどこに行っても、
 『旅行者を大事にしてるなぁ。』って思いました。
 インフォメーションでも、切符を買う窓口でも、ホテルでも、
 お店でも、みんな親切で感じがいいんだよね。
 サービス業の鏡ですよ。 巴里とは、エライ違いだ。
 (巴里だけじゃないの、インフォメーションに行って、
  何も言わない前から、イヤな顔されるの。)

 フランスとかイタリアは、ほっといても世界じゅうから
 人が来るからねえ。
 極端な話、『お金だけ落として、サッサとお帰り。』みたいなところが
 ありますね。
 政府レベルとか自治体レベルでは、観光資源や観光収入は
 とても大事だって分かっていると思うんだけど、一般の人はねえ。

 まあ、旅行者のなかにも、「旅の恥は、かき捨て」みたいな人が
 けっこういるから、どっちもどっちか。

 北欧を廻ると、巴里みたいに治安の悪いところに帰るのが
 イヤになっちゃいますね。ホント。
 でも北欧って、冬はタイヘンだろうな。
 そして、カナシイのは、もう一度行きたいって思うのは、
 北欧じゃなくて、やっぱり南の方なんだよね。・・・
 (と、ちょっとココで、余韻を残します。)
                           (つづく)

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      ◇  詩のような言葉たち 〔6〕  ◇


          窓辺に置かれた机の上
          白いブックエンドに挟まれて
          あなたの言葉が眠っている


                                                               
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    ◇ ルルド Lourdes 〔22〕 ◇

 ☆ 1858年2月24日 (水)  8回目のAPPARITION

 この日は、300人ほどの人が集まりました。
 そして、PENITENCE(悔悛)という言葉が登場します。

 トランス状態に入ったベルナデットの表情に、
 人々は、喜びよりもむしろ悲しみを見ました。
 彼女は膝で進み、頷いたり、かぶりを振ったりしました。
 そして地面に口づけをしました。

 マリア様からのメッセージは、次のようなものでした。
 「PENITENCE! PENITENCE! PENITENCE!
  罪びとのために、神に祈りなさい。
  罪びとのためのPENITENCEのしるしとして、
  地面に口づけをしなさい。」

   ∽     ∽     ∽     ∽     ∽

 「PENITENCE!」というのは、
 「悔い改めなさい。」という意味でしょう。

 ルルドに来ていた人たちのなかに、
 膝で進んだり、地面に口づけをしていた人がいたけれど、
 その理由が分かりました。

 今はどうか知らないけれど、ローマ法王も外国を訪れると、
 まず地面に口づけをしていましたよね。
 その土地を祝福するのだと思っていたけど、
 きっと、このマリア様の言葉も意識しているのでしょうね。
 前にも書いたけど、ヨハネ・パウロ2世がルルドを訪れたのは、
 1983年の8月です。

 抽象的な「罪びと」のために祈ることはできても、
 自分に危害を加える者のために祈るということは、
 なかなかできないことだと思います。
                            (つづく) 

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 【近ごろのフランス】

 エヴィアンでのサミットをまえに、フランスのテレビ局が単独で
 ブッシュ大統領にインタビューしていました。
 (これって、ひょっとしたら結構スゴイことかも。
  日本のテレビ局が米大統領に単独インタビューしたって話は、
  あまり聞いたことがないような。)

 「イラク戦争のことで、フランスに対して怒っていますか?」
 という質問には、笑顔で、
 「ノー。怒ってなんかいないよ。
  ただ我々は、フランスに対して失望したということだ。」 だって。

 なんかもう、ブッシュさん、余裕シャクシャクといった感じで、
 「勝てば官軍」という言葉を、思い出してしまいました。

     ∽     ∽     ∽

 シャンゼリゼで、「鉄道エクスポ」が行われていますが、
 その関係で、コンコルド広場からジョルジュ・サンクまで
 レールを敷いて、列車を走らせたみたいです。
 『よくやるよ。』というのが、筆者の素直な感想であります。

             2003年6月2日   Michio

 追伸

 バニラ味のコカ・コーラ、飲みました。
 わりとマトモな味です。喉越しは、普通のコーラみたい。
 でも、後味がバニラで 〜す。
 アイスクリームを食べながら、コーラを飲んだような・・・
 一石二鳥か。 フランス人て、バニラ味好きなんだよね。
 デザートに使ったりして。
 でも、日本人にはどうかなぁ。 飽きるかもしれない。

 HP本館に氷河(スイス)の写真を、UPしました。
 
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