巴里レター No.44

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

  
       ☆ 巴里レター No.44 ☆

 
 □  □  □  □  □  □  □  □  □  □


     ◇ 2001年 夏 北欧の旅 〔15〕 ◇

 ヘルシンキからストックホルムに戻るフェリーのなかです。
 バイキング料理を食べたあと、またカジノの辺りを中心に
 ウロウロしてました。

 その近くでは、バンドが演奏していて、
 「踊りたい人は、御自由にどうぞ」って感じでした。
 僕は、そこがディスコだと思っていたんだけど、
 じつは若い人向けのディスコは、他にあったのでした。

 『そろそろ寝るか。』と思って、部屋に帰ろうとしたら、
 タバコの煙がモウモウ、音楽がガンガン鳴ってるところがあって、
 『シマッタ!』と思ったけれど、もう元気がなかったから、
 『イイや。』って諦めたのでした。 

 それはそれとして、ブラックジャックのことを、また少し。
 このときも、僕はジッと我慢の子で、見ていただけなんだけど、
 やっぱりカードのテーブルは、人気がありましたね。
 ディーラーは、ちょっと若めのニイちゃんでした。
 それが、『あれ〜ぇ。』って思うくらい弱いんだよね。
 まるでシロウトみたいでさ。けっこう客が勝つんですよ。
 
 『ふ〜ん。』て思いながら、やっぱり参加しなかったんだけど。
 飽きると、バンドの演奏聞きながら、ビール飲んだりして。
 子供がお母さんと一緒に踊っているのを見て、
 『のんびりしたディスコだなぁ。』とか思ったりして。

 そのうち夜が更けてくると、ディーラーのニイちゃんが、
 だんだん強くなってきたんですよ。
 『コイツは、オオカミ男か? 』って感じ。

 なるほど、最初はワザと負けてたんだ。
 そういえば、地元のオバサンみたいな人が、
 ある程度勝ったら、サッとやめてたもんね。
 『そうだったのか。』って感じですよ。もうその頃になると、
 負けてもやめない人たちばっかりが、残ってましたからね。

 もっと遅い時間になると、中国人が5人で、
 そのテーブルを独占してました。男3人女2人だったかな。
 でも、その人たち、「ギャンブルやってるぜー。」
 っていう雰囲気じゃないんだよね。遊んでるって感じ。

 一人お金を出すオジサンがいて、チップがなくなると
 その人がお札をチップに換えて、みんなに渡してました。
 それも金額にすると、1万円くらいのお札を次々に
 チップに換えていくんですよ。
 
 『へえ〜。そういう遊び方もあるんだ。』って、尊敬してしまいました。  
 『オジサン、お金持ちなんだねぇ。
  中国人て、ギャンブル好きだって聞いてたけど、ホントだねぇ。』

     ∽     ∽     ∽

 12時ころ外を見たら、暗いんだけど、
 空にまだ、夕焼け色の雲が残っていました。
 午前2時に、もう一度見たら、
 今度はもう、東の空が朝焼けしてました。

 『あ 〜。』とか思ったんだけど、
 一人旅だと、感動を伝える人がいない、というのがツライ。
 途中で道づれになったヒゲのニイさんは、
 カジノとか興味ないみたいで、サッサと寝てしまったし。

 時期的に白夜の季節はもう終っていたんですね。
 巴里もホラ、夏は日が長くて、夜10時を過ぎても、
 空が明るかったりするから、白夜にはコダワラナカッタんだけどさ。

 それから、オーロラは冬のものだと思ってるし。
 だいたい、夜がこんなに短いのに、
 見れるわけがないような気がする。

     ∽     ∽     ∽

 このまえ(巴里レターNo.40)書いたように、
 寝るところが船の底で、エンジンの音が、
 スゴイうるさかったんだけど、わりとグッスリ眠れましたね。
 他の人もチャント寝てるようでした。 
                           (つづく)

 □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □


 
      ◇  詩のような言葉たち 〔12〕  ◇  


          夕陽が海に沈んでゆく

          すこし遅れて
          私たちの心からも消えてゆく



 □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □


    ◇ ルルド Lourdes 〔27〕 ◇

 ☆ 1858年3月4日 (火)  15回目のAPPARITION

 この日は、約8000人の人たちが集まりました。
 集まった人たちにとって、
 この日は、「奇跡の日」となるはずだったのです。

 ベルナデットが「白い女性」と約束した、
 15日間の最後の日でした。

 けれど、APPARITION(御出現)は、
 いつもと同じように静かなものでした。
 コンタクトに入ったベルナデットの顔には、
 微笑、喜び、悲しみが交互に表れました。
 
 そして、約50分間のコンタクトを終えて、
 8時頃、我にかえったベルナデットは、
 ロウソクを消して、静かに家に帰りました。
 しかし、何か特別なことを期待していた人々は、失望しました。

 午後、ベルナデットはPeyramale主任司祭の家に行き、
 「白い女性」が名のらなかったことと、
 また礼拝堂を建てるように話したことを、報告しました。

 主任司祭は、
 「その女性が礼拝堂を望むなら、まず名のらなくてはいけない。
  そして、建設資金を自分で用意しなくてはいけない。」
 と言いました。

 この日からしばらく、APPARITIONはありませんでした。
 ベルナデットは、20日間洞窟に行きませんでした。
 抗し難い「招き」を、感じなかったからです。

 彼女の生活は、普段の静かなものに変わりました。
 また、以前に比べて、学校に行く回数が増えました。

 ベルナデットは、自分が経験したことについて、
 繰り返し考えましたが、「白い女性」が誰なのか知らないままでした。

    ∽     ∽     ∽     ∽     ∽

 僕は、マリア様とベルナデットの間で約束された15日間について、
 指折り数えてみたのだけれど、
 『計算があわないなぁ。』ということに、気がつきました。

 2月18日の3回目のAPPARITION(ルルド〔18〕)で、
 僕は、次の日から15日間というつもりで訳したのだけれど、
 数えてみると、2月18日も入れて15日間になりますね。

 でも8000人も集まったというのが、スゴイよね。
 
                            (つづく)
 
 □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □

 【近ごろのパリ】

 やっぱり巴里祭のことでしょうか。
 例年のごとく、シャンゼリゼのパレードはテレビで見ました。
 夜の花火は、友だちと見に行きました。

 『パレードは、3回くらい見たら、あとはテレビでいいよ。』
 って感じだけど、『花火は毎年でも見たい。』というのが、
 花火の価値だよね。
 今年は、デジカメ持って行ったからね。
 『でも、ああいうモノは、三脚使わないと上手く撮れない。』
 っていうことを知りました。
 それでもHP本館とフォトアルバムに、何枚かUPしたので、
 『何コレ。抽象写真?』とか思いながら、見てください。

 今年の花火は、始まるのが1時間くらい遅れました。
 その間、立ちっぱなしで待ってたから、疲れちゃった。
 「フランスだからねえ。・・・なんか問題あったんだろうねえ。
  ・・・ストライキかな。」とか言いながら。
 60万人くらい来てたみたいで、思い出したように、
 みんなでブーイングしてましたね。

 花火は35分くらいやってたけど、
 写真撮ってると、楽しめないんだよね。・・・しょうがないか。

           2003年7月16日    Michio

 追伸

 しつこいようだけど、イラクへ自衛隊を派遣することについて少し。
 インドが、軍の派遣決定を先送りしましたね。
 当然といえば当然なんだけど。
 
 いままで、国連安保理のイラク制裁解除の決議が、
 どうして自衛隊の派遣に繋がるのか、
 よく理解できなかったんだけど、
 やっぱりそれは、繋がるんじゃなくて、無理やり繋げていたんだ、
 ということが分かりました。

 それから、自衛隊派遣の要請は、
 国連じゃなくて、アメリカの要請だったみたいですね。

 国連からも、イラクからも要請がないのに、
 軍隊を派遣するというのは、政府は支援と言っているけれど、
 別の言い方をすれば、それは占領軍じゃないですか。

 そうか、日本もついに占領軍を送れるようになったのか。
 大したモンだ。(もちろん皮肉です。) 
 
 こんなトンデモナイ法案が、ロクに審議もされず、
 衆議院で可決されてしまったというのに、
 閣僚が誰も辞任しないというのが、
 日本の政治家のダメなところですね。

    ∽     ∽     ∽

 前回書いた「大統領のパン屋さん」、わりと有名だそうで、
 日本でも、パン関係の人たちの間では知られているそうです。
 (さすが日本。) 
 エッフェル塔や動物の形をしたパンは、「飾りパン」といって、
 長持ちするように、特別な作り方をするみたいです。

 HP本館   http://www.geocities.jp/paris1830/
 HP別館   http://members.goo.ne.jp/home/michion2
          
 フォトアルバム  http://photos.yahoo.co.jp/michion2

 巴里レター 配信の手続きは次のところでどうぞ

 めろんぱん    http://www.melonpan.net/mag.php?002474
 メルマガ天国   http://melten.com/m/9592.html    
 PUBZINE  http://www.pubzine.com/detail.asp?id=18529
 まぐまぐ     http://www.mag2.com/m/0000104321.htm

 解除は、登録されたところでお願いします。
 一筆書いて送りたいという方は、次のアドレスへ
 michion2@mail.goo.ne.jp

                      じゃあ またね

 △TOP