巴里レター No.54

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

  
       ☆ 巴里レター No.54 ☆

 
 □  □  □  □  □  □  □  □  □  □


     ◇ 2001年 夏 ベルリン 〔3〕 ◇

 7月28日土曜日です。
 議事堂に行こうと思って、ブランデンブルグ門に差し掛かったとき、
 (この門も修理中でした)
 テレビのクルーみたいな3人組がいて、声をかけられました。
 一人はTVカメラを肩に載せて、一人はマイクを持って、
 もう一人は、いかにもTV画面に出てます、って顔をしていました。
 
 この3番目の人は、ちょっと珍しい人でしたね。見ただけで、
 『あっ、コイツはフツーの人間じゃないな。
  妖怪人間ベムか、オマエは。』って感じです。中性的だったけど。

 英語で、
 「ちょっといいですか。 あなたの国の言葉で、
  Have a nice weekend.って言ってみてください。」
 って言うから、
 『えっ、僕が・・・ でも、ちょっと嬉しい。』とか思って、
 カメラに向かって、
 「・・・どうぞ、良い週末を・・・(ん? ちょっと短いかな)
  ・・・お過ごしください。・・・(こんなモンかな)・・・」
 と笑顔で言ってしまいました。

 『どうせ、ボツだろう。』と思ったけれど、
 僕が泊まっていた宿には、テレビが無かったので、
 どうなったのか分からなかったのでした。

 もし、この頃ヨーロッパにいた人で、テレビで、 
 NIKEマークの入った帽子を被って、無精ヒゲを生やして、
 「どうぞ、良い週末を・・・」とか言ってるヘンな日本人を見た方、
 ・・・それは、ワタシです。

     ∽     ∽     ∽

 え〜と、議事堂ですが、第二次大戦でボロボロになったみたいです。
 大修理のときに、石の壁の建物に、
 現代的な要素を加えてみました、って感じです。(成功です)
 上が巨大なガラスのドームになっていて、眺めがいいんですね。

 そこから見ると、旧東側地区にクレーンがたくさん立ち並んでいて、
 古い建物をどんどん壊して、新しい建物を造っているというのが、
 よくわかりました。『ガンガンやってるぜ。』

 ドームの内部に、ナチス時代の議会の様子なんかも展示してあって、
 その写真を見ると、ダルマさんにダリヒゲを生やしたような人がいて、
 『なんだ、こりゃ、まるでマンガだぜ。
  でも、こーゆー人が政治やってたら、コワイだろうな。』
 と思ってしまいました。

    ∽     ∽     ∽

 次はエジプト博物館。
 じつは僕、エジプト文明に関係したモノは苦手なんだけど。
 ルーヴルでも、エジプトの展示室は、ちょっと早足で歩いたりして。
 なんか敵意のようなモノを感じるんだよね。
 視線を感じるとかあるじゃないですか。あんな感じ。
 『オレは、何も悪いコトしてないでしょ。・・・でも、ちょっとコワイ。』
 ヘンだ。 ただ単に臆病なだけだったりして。

 でも、ここでスゴかったのが、
 この前ミイラが発見されたとかで話題になった、
 ネフェルティティという女王の胸像。(紀元前14世紀)

 美術の教科書なんかに載ってるから、見たことあると思うけど。
 写真で見るとそうでもないけど、実際に見ると・・・
 『ヤバイ!』って感じです。 妖しいんですよ、凄く。 生々しいし。
 
 新聞記事には、クレオパトラと並ぶ美女とか書いてあったけど、
 こーゆー人を美女って呼ぶのかね。
 実際、こーゆー女の人がいたら、
 『あんまり、近づきたくないなぁ。』

    ∽     ∽     ∽

 クレーの絵を、たくさん展示している美術館がありました。
 (ひょっとしたら企画展だったかも)
 知り合いの女性に、クレーの好きな人がいたので、
 絵葉書を何枚か、オミヤゲに買っていってあげたら、
 とても喜ばれてしまいました。
 「クレーは、いいよね。純粋で。」

                         (つづく)
 
 □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □



 
      ◇  詩のような言葉たち 〔22〕 ◇  



         夢のなかで見つけたもののように
         いつのまにか姿を消している
 




 □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □


 【近ごろのパリ】

 マルシェ(市場)を覘いてみたら、お肉屋さんに、
 野兎が何匹か並んでいました。毛皮付きです。
 雉さんは、羽をむしられて裸でした。顔付きです。
 秋は、そういうの多いんだよね。狩猟の季節なんでしょうね。

 『毛皮付きの野兎なんて、誰が料理するんだ。』って思ったけれど、
 フランス人のオバさんだったら、やるかもしれない。ツオイから。

 買うつもりは無かったけど、
 「このウサギは、いくらですか?」って訊いたら、
 キロいくらで売ってるみたいで、肉屋のオヤジが、
 「コレは、いくら。 コイツは、いくら。」って、
 一匹ずつ値段を教えてくれました。
 だいたい9ユーロ前後でした。
 なんか、オヤジが掴んだウサギさんは、
 死後硬直してるみたいでした。(あたりまえか・・・ でも、コワイ)

 雉さんは、14ユーロくらいでした。 で、考えてみたら、
 雉の肉って食べたことがないような気がするんだよね。
 ウズラは、レストランで食べたことあるけど。

 でもねぇ・・・ 顔付きの雉さんを買ってきて、
 料理をするような勇気は無いですねぇ。(気が弱いから)
 誰かを、そそのかして料理してもらおうかな。
 「雉肉の季節みたいですよ。」とか言って。
 でも、誰も、料理の仕方知らないだろうなぁ。

           2003年10月23日   Michio

     ∽     ∽     ∽

 HP別館に、ダイアナ妃の車が事故を起こしたトンネルの写真を
 UPしました。
 最近のものじゃなくて、少し前に撮った写真なんだけど、
 UPしようと思いながら、グズグズしていたのでした。

 トンネルの上には、昔から彫刻があって、
 いまでもそこに、ダイアナ妃のために献花が絶えません。

 あまり縁起のいい写真じゃないと思うので、
 あと二日程したら削除するつもりです。

 HP本館   http://www.geocities.jp/paris1830/
 HP別館   http://members.goo.ne.jp/home/michion2
          
 フォトアルバム  http://photos.yahoo.co.jp/michion2

 巴里レター 配信の手続きは次のところでどうぞ

 めろんぱん    http://www.melonpan.net/mag.php?002474
 メルマガ天国   http://melten.com/m/9592.html    
 PUBZINE  http://www.pubzine.com/detail.asp?id=18529
 まぐまぐ     http://www.mag2.com/m/0000104321.htm

 解除は、登録されたところでお願いします。
 一筆書いて送りたいという方は、次のアドレスへ
 michion2@mail.goo.ne.jp

                      じゃあ またね


 △TOP