巴里レター No.10

          §  巴里レター No.10  §   

      ◇ 2001年 夏 北欧の旅 〔3〕 ◇

 北欧を車で廻った経験があるという方から、メールを頂きました。
 この方は、フェリーに車を積んでフィヨルド観光をされたそうです。
 スウェーデンからフィンランドも、同じように、
 フェリーに車を積むことができたのではないか、という御意見です。

 僕も、
 「ああ、そうだ。フェリーに積むという方法もあったんだ。」  
 と気がついたのは、旅から帰って2ヵ月くらい後のことでした。
 (ちょっと遅かったかな)

 それから、この方は、ストックホルムで借りた車をオスロで返し、
 フェリーでコペンハーゲンに渡って、またそこで車を借りたそうです。
 レンタカーの会社は、Avis か Hertz だったそうです。
 国が違っても、乗り捨てができるんですね。
 これは、気がつきませんでした。
 北欧を車で、と考えている方は、参考にしてみてください

 それから、もうひとつ。

   車だったら、ひとりで旅してる日本人の女の子に、
   「乗っていかない?」って、声かけることもできるし

 と書きましたが、それに対して、女性の方から、

  乗って行く女の子いますか?
   私だったら、乗らないだろうな〜。

 というメールを頂きました。

 ええ、たまには、乗ってくれる女の子もいるんですよ。
 自分で言うのもなんですが、僕って、ほら、悪い人には見えないから。
 一見、真面目そうに見えるし。
 (えっ、そーゆーのが、一番アブナイって)

  よく言われるんですけどね、
 「商社の駐在員さんですか?」って。
 もちろん、そんな立派なモンじゃないんですが。

 それに、旅行社使わないで、一人で旅してる女の子って
 それなりの人が多いんですよ。
 カワイイ子だったら、周りが引き留めますよね。

 「まあ、あんただったら、大丈夫じゃない。」とか
 「もし、男ができたら、ラッキーじゃん。」というような人が多いですね。

 でも、例外は、春休みのイタリア! 感動的ですよ。
 「えー、どうしてこんなにカワイイ子が、一人で来てるの?」とか
 「こーゆーところに、車で乗りつけたら、なんか、
  いいことあるんじゃないだろうか。」とか、思っちゃいました。
 
  いま、『 男って、バカだな 』って、思った人いるでしょう。
 いいんですよ、べつに。

 僕の友だちも、一人旅の女の子を、車に乗せたことがある、
 って言ってました。
 「でも、それだけですよ。それ以上のことはムリですよ。」
 という意見には、まったく同感です。

  [注意事項]  ヨーロッパでは、毎年、ひとり旅の女の子が、
 1人か2人殺されていますから、やっぱり知らない人の車には、
 乗らないほうがいいでしょう。 ちょっと残念ですが。

      ∽   ∽   ∽   ∽   ∽

 では、お話の続きです。

 サンラザール駅で、係員のおじさんに、
 「そのインターレイル・パスっていうのをください。」って言ったら、
 「今日はもう担当の人が帰っちゃったから、滞在許可証を持って、
 月曜日に来てください。」だって。 (その日は、金曜日でした。)

 『ということは、なんですか、土曜と日曜は担当の人が休みだから、
 買えないってことですか。』って、声には出さなかったけれど、
 『まあ、フランスだから、そんなもんだろう。』と思ってしまいました。

  でも、がっかり。パスが手に入ったら、すぐにでも出かけようかな、
 って思ったんだけど。まあ、いいか。

  その窓口の横に、トーマス・クックの両替所があったのです。
 それを見て、ひらめくモノがありました。
 そうです。トーマス・クックの時刻表です。

  パリの本屋さんでは、見たことないんですよ。
 「おかしいなあ。」とか、思ってたんだけど。
 日本に帰る人に、買って来てもらおうかな、とか、
 誰かイギリスに行く人いないかなあ、とか思ってたんですね。

  でも、最近ようやく解りました。国鉄の駅には、路線ごとの時刻表が、
 小さなパンフレットみたいになって、タダで置いてあるのです。
 誰でも持ってっていいですよ、ってかんじで。
 TGVやユーロスターは、小冊子みたいになってるけど、
 これもやっぱりタダなんですね。

 それに、フランス人のバカンスって、1ヵ所滞在型が多くて、
 日本人みたいに、アチコチ移動しないんですよ。
 だから、部厚い時刻表をお金出して買おうって人が、
 いないんでしょうね。

    ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

 その両替所で、
 「トーマス・クックの時刻表ありますか?」って、きいたら
、  ちゃんとあるんですね。
 「170フランです。」って言うから、
 「ん?」とか、思ったんだけれど、ゼッタイ必要だから、
 一冊買ったのです。

 そのときは、「なんだ、ちゃんとあるじゃないか。」って、
 わりと満足してたんだけど、あとでよく見たら、時刻表のウラに、
 £9.50って印刷されてました。
 £9.50って、100フランくらいだぜ、オイ、ボッてんじゃないの。

 まあ、170フランていうシールが貼ってあったから、
 窓口の人がゴマかしたわけじゃないんだろうけど、ちょっとねえ。

 日本から来た人に話したら、
 「イギリスから持って来るだけで、そんなに高くなるんですか。  
 日本で売ってるのは、日本語の説明もついてますよ。」だって。

 170フランて、3000円くらいだから、
 ひょっとしたら、日本より高いかもしれない。
 そりゃ、パリで、日本語の本とか、英語の本を買ったら高いけど、
 それとこれとは、ちょっと違うんじゃないの、って思っちゃいますね。

 なんか、ぜんぜん旅が始まらないですねえ。おかしいなあ。

                                ( つづく )

    ∞∞∞◇∞∞∞◇∞∞∞◇∞∞∞◇∞∞∞◇∞∞∞◇∞∞∞◇∞∞∞  

         ☆☆ 2002年 ワールド・カップ 〔4〕 ☆☆  

  ワールド・カップ、終ってしまいましたね。
 あまり大きなトラブルもなくて、なんとなくホッとしました。
 決勝戦も三位決定戦も、いい試合でしたね。

  三位決定戦の後、トルコの選手と韓国の選手が
、  みんなで肩組んでいたのもヨカッタし、
 決勝戦を、天皇陛下と金大中大統領が並んで観戦されてたのも、
   よかったですね。  天皇陛下は嬉しそうだったけど、金大中さんは、
 なんとなく居心地がわるそうでしたね。
 でも彼は、韓国の試合のときも、いつもなんか少し困ったような、
 いまにも泣き出しそうな顔をしてましたよね。

  ブラジルの最初の得点は、オリバー・カーンのミスというよりも、
 リバウドのシュートを褒めるべきでしょう。
 スロービデオでは、よくわからないけれど、彼のシュートって、
 すごい威力なんですよ。

  この試合、彼はそれまであまり目立った働きがなくて、
  フランスの解説者も
 「リバウドは、今日は、まるで透明人間ですね。」なんて言ってたけど、
 ここ一番というときには、力を発揮するだろうと思ってました。

  南米もそうだろうけど、ヨーロッパにも、すごいシュートを打つ人が
 たくさんいます。とんでもないところから、とんでもないシュートが
 飛んで来ますからね。キーパーはたいへんですよ。
 イギリスに移籍した川口も、最初はビックリしたんじゃないかなって
 思います。(彼は今回かわいそうでしたね。一試合も出られないまま
 終ってしまって。勝負の世界ですからねえ。華やかな面もあるけど
、  きびしい面もあるんですねえ。)

  ゴールエリアの外から打ったシュートが、アッというまに、
 キーパーが一歩も動けないまま、ネットに突き刺さっているとか
、  そういうシュートって並の選手には打てないんですよ。

 日本人でそういうシュート打てるのは、やっぱり中田ぐらいでしょうか。
 他の選手のことは、よくわからないけど。
 
       ∽   ∽   ∽   ∽   ∽   ∽

 インターネットで新聞記事を読んでいたら、
 「日本は完璧なホストだった」とか、「とても親切だった」とか、
 イギリスで報道されたみたいですね。

  終電がなくなって、タクシーに乗るお金がなくて困っていたら、
 知らない人が一万円出してくれたとか。

 笑っちゃったのは、コインランドリーの場所を尋ねたら、
 その人が自宅で洗濯してくれたっていう話。
 そーだよな、日本て、そーゆー親切な人がたくさんいる国なんだよな、
 って思っちゃいました。

  ・・・・・でも、そのあとで、ちょっと考えちゃったんですね。
 これは、相手がイギリス人だったから、よかったんじゃないかって。
 もしアフリカの人だったら、そこまでしなかったんじゃないかなって。
 べつにケチつけるつもりは、ないんですけどね。  

  日本人て、白人に接するときの態度と、黒人に接するときの態度が、
 極端に違うでしょう。これは、まあ、しょうがないんですけどね。
 日本の人が、黒人に慣れていないだけだと思いますよ。
 それに、ずっと長い間、日本人のお手本は白人だったし、
 いまも、世界をリードしてるのは、白人ですから。  

  差別のない国なんて、無いと思うけれど、
 白人と、それ以外の人種の人に接する態度が、
 違い過ぎるっていうのが、日本人のひとつの欠点ですね。
 (こういう話って、ほんとはあまり書きたくないんですけどね。)
 (じゃあ、書くなって。 スイマセンて、すぐ謝っちゃいます。)

      ∽   ∽   ∽   ∽   ∽   ∽

 それから、ロナウドに関しては、
 「あんたは、エライ! あんたが、イチバン!」
 もう、それだけです。

  次回は、四年後にドイツですね。
 でも、こちらでは、二年後にヨーロッパ・カップがあるんですよ。
 同じように盛り上がっちゃいますからね。 いいでしょう。
 チャンピョンズ・リーグは毎年あるし、
 やっぱり、サッカーが好きな人にとっては、
 とても嬉しいところなんですよ。      

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 【 近ごろのパリ 】

   年に二回の、大きなバーゲンが始まっています。
 (一月と今の時期です。) 
 こちらでは、SOLDES(ソルド)っていいます。  

 数年前から、−50%っていう大きな貼り紙が出るようになりました。
 これって、誇大広告じゃないのって思うんですが、−50%の横に
 小さな字で、「まで」って書いてあるのです。
 ようするに、−50%のモノもありますよって意味です。
 そーゆーモノって、売れ残りのゼンゼン欲しくないモノなんだけど、
 でも、ほかのものも、−20%とか、−30%になってるから、
 ワイシャツとかネクタイとか、買いだめする人が、
 けっこういるみたいです。ホントに欲しいものは、ゼンゼン割引きに
 なってなかったりするんだけど。

 デパートの会員カードを持ってると、3日間だけ、さらに−15%とか、
 SOLDESの最後のほうでは、ダメ押しで、もっと安くなるとか、 
 そういうのも有りです。

  こっちの人で、カネないのに、いいモノ着てるなあっていう人は、
 やっぱり、こういうときに買うんじゃないかな。
 日本で電気製品が安いように、フランスでは、ブランドものを
 安く買えるチャンスがあるんですね。  

  でも、ルイ・ヴィトンは、バーゲンをしません。強気の商売ですね。
 シャネルは、皮革製品はしないけど、服とかは安くなるみたいです。
 エルメスも、そうかな。エルメスのSOLDESのときって、毎回、
 本店のある通りに、スゴイ列ができるみたいです。
 入場制限してるんでしょうね。僕は、そーゆーお店には、
 興味もないし、縁もないし、お金もないんだけど
、  女の人は、そーゆーの好きですね。  「1時間並んだ。」とか、話してますね。  

 むかしは、エルメスのバーゲン品て、たとえばネクタイだったら、
 裏にSマークのハンコ(?)が押してあって、
 判るようになっていたけど、いまもそうかもしれません。
 返品不可ってことなんでしょうね。きっと。

     2002年7月5日     Michio       

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