| 巴里レター No.12 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 巴里レター No.12 ☆ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ § ヨーロッパ統合について 「北欧の旅」を書いていて、気がついたことがあります。 ヨーロッパは、去年と今年では、 あきらかに時代が違っているのではないか、ということです。 それはもちろん、ユーロの導入によるものです。 個人的には、 「そうだよな。去年はまだ、フランで切符とか買っていたんだよなあ。」 というようなことですが、すこし視点を変えてみると、 「歴史の大きな流れのなかで、本当に新しい時代に入ったんだな。」 ということが、実感できるのです。 これは、自分としては、まったく経験のなかったことです。 もちろん個人的には、いままでの人生で、いくつもの節目がありました。 「あのことをキッカケに、自分はあきらかに変わった。」 というようなこともありました。 しかし、自分の属している社会そのものが、新しい時代に入った、 という実感を持ったことはありませんでした。 新しい千年紀に入ったときも、新しい世紀に入ったときも、 いろいろな記念行事やセレモニーなどが行われて、 頭では解っていたけれど、一年前とは全く違う時代に入った、 という感覚はありませんでした。 当然ですよね。流れは同じように続いているのですから。 でも、ユーロがたいした混乱もなく流通するようになって、 「本当に新しい時代が、幕を開けたんだな。」って思っています。 まだ、他の国に行って、ユーロを使ったことはありませんが、 実感できるんですよ。 僕のサイフのなかにも、他の国で発行されたコインが、 幾つも入ってくるのです。 お札は統一されていますが、コインは片面が共通のデザインで、 もう片面は各国独自のデザインなので、なかなか楽しいものがあります。 すぐに、これはイタリアだ、ドイツだ、って判るものもあれば、 これはいったいどこの国だろう、なんていうのもあります。 ほかの国のものと比べても、さすがにフランスのデザインは、 なかなかいいんじゃないかって思ったりしています。 ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ まえにも少し書きましたが、僕はヨーロッパ統合ということを とても評価している人なのです。 (政治的にも、社会的にも、経済的にも、全く無力な人間ですが。) いくつもの国が、戦争にもよらず、武力にもよらず、 対等の条件でひとつになってゆくということは、 とても素晴しいことだと思います。 人類の歴史始まって以来のことじゃないかな、って思います。 新しい試みの反動のような形で、多くの問題が出てくるでしょう。 極右の台頭も、そのひとつだと思います。 しかし、方向としては、絶対に間違っていないと思います。 試行錯誤のようなことを繰り返しながら、 ヨーロッパは、統合に向かって、ゆっくりと進んでゆくのでしょう。 ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ こちらに来るまえから、ヨーロッパ統合のことは、 ある程度知っていました。 (普通の人が知っている程度の知識でしたが) いくつもの国が平和的に統合されてゆくなんて、 その現場にいたら、面白いんじゃないかなって思いました。 (こんなに長く住むなんて思わなかったけれど) そして、こちら住むようになってから、 日本で報道されている、ヨーロッパ統合の記事を読むと、 「ヨーロッパは経済的に、日本やアメリカに対抗するために、 統合の作業を進めている。ヨーロッパ統合の目的は、 それ以外にはありえない。」みたいな記事ばかりで、 とても違和感を感じていました。 もちろんヨーロッパ統合の大きな要因は、経済的なことだと思いますが、 もっと大事なことがあるような気がします。 遠い将来、この星の上で、人類がそれまで経験したことのないような 大きな問題に直面したとき、国というものを越えて、 人類の意見をまとめなければならないような事態になったとき、 システムとして機能するのは、現在の国連モデルのシステムではなく、 ヨーロッパ統合モデルのシステムだと思います。 □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ § テレパシーについて 夢のなかで、テレパシーを使ってしまいました。 『そうか、テレパシーって、こういうコトなんだ。』って思ってしまいました。 まあ、夢のなかでのお話ですから、あまり深く考えないで、 軽く流してください。 ∽ ∽ ∽ 夢のなかで、モンパルナスの駅前を歩いていたのです。 そのとき、ふと、 『あれっ、これって、夢じゃないかな。』って、思ったのです。 そうなのです。夢をみているときに、 『これは夢だ。』ってわかることが、たまにあるのです。 そうなれば、シメタもので、普段できないようなコトを、 いろいろしたりするのですが。 でも、いつか現実を夢だと錯覚する日が来るんじゃないか、とか、 そうなったら、かなりヤバイんじゃないか、とか思ったりするわけですが。 で、このときも、 『あれっ、夢じゃないかな。』って、思ったので、 自分のホッペをつねってみたのです。 よく言うでしょ。夢だったら痛くないって。 でも、ちゃんと痛かったから、(かなり痛かった) 『なんだ、夢じゃないのか。』って、思ったのでした。 しばらく行くと、駅前の広場に面した建物の五階あたりから、 大きな垂れ幕が下がっていました。日本のデパートみたいに。 (いまでも、日本のデパートって、そーゆーのやると思うけど) パリには、そーゆー大きな垂れ幕って、まず無いし、 しかもこれが、日本映画の宣伝で、日本語で書いてあるんだよね。 これを見たとたん、僕は、 『これは、絶対に夢だ。』って確信しましたね。 (なんてスルドイ推理なんだ。) 嬉しくなって、そのまま歩いて行くと、 モンパルナスの駅前から、セーヌ川に向かって、 少し行ったところなんだけど、いきなり中国風の寺院のような建物が あるんですね。まだ造ってる途中というか、完成していないみたいで、 とりあえず大きな柱と屋根だけという感じでした。 この建物の前に、ちょっとした広場があって、 (もちろん現実には、この広場も建物も存在しないんだけど) そこで、中国人の若い人達が踊りの練習をしていたのです。 十人くらいいたかな。 少し離れたところに、中国人の大人達というか、老人達というか、 そういう人達が四、五人いたのです。(まあ、夢のことだから、 正確な数は思い出せないのです。) 僕が近くまで行くと、近くと言っても、10m〜15mくらい距離が あったかな、その老人達が僕の方を向いて、言うんですよ。 言葉じゃなくて、テレパシーで。 【 ちょっと踊りをみてやってくれませんか 】って。 僕は中国語なんて、ちっとも解らないし、 だいたい声にだしていないんだもんね。でも、僕はそんなこと、 ぜんぜん不思議とは思わないで、普通に返事をするんですよ。 テレパシーで。 【 そう 】てな感じで。 踊りのことなんか、ぜんぜんわからないんだけどさ。 で、すこし見てから、すぐ言うんだよね。若い人たちに向かって、 テレパシーで。 【 みんな 飛ぼうぜ 夢だから飛べるよ 】って。 なんか、あとから考えると、すごい大胆な発言なんだけど、 そのときは、ぜんぜんそう思っていないというのが、 やっぱり夢なんだよね。 それで、まず最初に僕が飛ぶんだけど、 ちゃんと飛べるんですよ、これが。 そのあと、若い人たちがいっせいに飛び始めるんだよね。 僕は、嬉しかったね。 そのあと、すぐ目が覚めたんだけど、ちょっと興奮してたんじゃないかな。 なんか、すごい夢をみたなあ、って。 夢で空を飛ぶって、何度も経験してるけど、 テレパシー使ったのは、初めてだもんね。 この夢は忘れないようにしようと思いましたね。 そう思っても、忘れちゃう夢もあるんだけどね。 それまで、テレパシーというものについて、 真剣に考えたことは無かったけれど、 いまでも、真剣になんか考えていないんだけど、 でも、テレパシーって、そーゆーものなんだろうなって確信しましたね。 それまでは、テレパシーっていうと、なんだか、相手の考えていることが 全部わかってしまうような、また、こちらの考えていることが、 全部伝わってしまうような、そんなものだと思っていたけれど、 違うんですね。これが。 言葉と同じように、こちらの言いたいことだけが、向こうに伝わる。 また、相手の言いたいことだけが、こちらに伝わってくるという、 そーゆーものなんだな。 外国語を勉強する必要もないし、すごい便利だよね。 僕は、予言してしまいますね。 人間は、いつかテレパシーで会話をするようになるって。 そして、それは、僕が夢で体験したようなかたちで、 言葉と同じように使うようになるって。 遠い将来のことだろうけど、いつかそういう日が来るって。 それって、進化の次の段階かもしれないよね。 でも、自分が他の人より進化してるとか、 そんなこと、ぜんぜん思ってないからね。もしそうだとしたら、 いまより、もう少しマシな人生送ってますよ、僕は。 とにかく夢の話だからね。そのところをお忘れなく。 でも、人間はこれ以上進化しないって思っている人が 多いみたいだけど、そんなことはないと思いますよ。 人間は、もっともっと進化できるし、 また進化しなくてはいけないと思いますね。 とくに精神面で。 (じゃあ、僕の精神面は、どうなのかというと、まあ、野蛮人でしょうね。 残念ながら。 血液型、O型だし。・・・ 関係ないか。) 夢の話でした。 □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ 巴里レターNo.10で、バーゲンのこと書いたけど、 今年の冬、エルメスのバーゲンに行ったという人が近くにいたので、 話をきいてみました。 この人、一生懸命売れない絵を描いているうちに、いつにまにか、 オバさんになってしまった、という日本女性なんだけど。 (だから精神年齢若いんですよ。・・・ひとのことは言えないけど。) 僕は、エルメスのバーゲンは、すごい並ぶって書いたけど、 あれは、初日だけみたいです。二日めとか三日めは、 そんなことなくて、彼女もぜんぜん並ばなかったって言ってました。 「でも、人がいっぱい来てたわよ。 知ってる人も来てて、その人、普段はわりと貧しい生活してるから、 エッ、あなたがエルメス、って思っちゃった。」 『それって、あなたもそうじゃない。』って思ったけど、言いませんでした。 やっぱり女の人って、違うよね。 彼女は、スカーフを1枚と靴(!)を買ったそうです。 「スカーフは16000円くらいだったかな。 そう、シルクとか書いてある小さなタグのところに、 Sマークが入ってた。靴はいくらだったかな。忘れちゃったけど、 でも高かったわよ。」 『そりゃ、そうでしょ。』 バックなども、バーゲン品があるみたいです。 でも、最初から並んでいるんじゃなくて、ある時間になると、 奥のほうから出てくるとか。だから、そのとき、その場にいれば、 買えるみたい、ということでした。 彼女 「スカーフは、しまったまんまで、一度もしてないわ。 靴は一度履いて、みんなに自慢して、それきりかな。 赤い靴だったし。」 男としては、 「ふーん。」としか、言いようがないですね。 2002年7月30日 Michio 追伸 巴里レター 配信の手続きは次のところでどうぞ めろんぱん http://www.melonpan.net/mag.php?002474 メルマガ天国 http://melten.com/m/9592.html PUBZINE http://www.pubzine.com/detail.asp?id=18529 解除は、登録されたところでお願いします。 一筆書いて送りたいという方は、次のアドレスへ michion2@mail.goo.ne.jp じゃあ またね
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