| 巴里レター No.14 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 巴里レター No.14 ☆ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ § 国境を越えてユーロを使いました この夏の旅で、スペインに入ってユーロを使ったので、 どんな感じだったか書いておこうと思います。 やっぱり、すごい便利ですね。 両替の必要がないってことだけじゃなくて、スペインに行っても、 モノの値段がすぐわかるっていうのがいいですね。 ホントは、まだユーロに慣れてなくて、アタマのなかで、 フランだったらこのくらいかななんて、計算してるんだけど。 僕は、ほら、日本に帰ったときも、電卓持って歩いて、 フランに換算して、「なるほど。」とか納得してた人だから。 いやー、外国長いとそうなっちゃうんですよ。 えっ、ただ単にアタマわるいだけじゃないかって、 うん、それは言えるかもしれない。 旅行するときには、現地の通貨をある程度用意して行ったほうが いいですよ。旅というのは、何が起こるかわからないから。 その国に入ったのが、日曜日だったら、銀行は閉まっているし、 両替所もあまり開いていないかもしれないからね。 ヒコーキが夕方着く予定でも、なにかの事情で、 真夜中になっちゃうことだってあるんですよ。 空港の両替所だって、開いてませんよ、そんな時間。 僕には、苦い経験があるんですよ。 昔、アムステルダムの駅前で両替したとき、 手数料10%も取られたことがあるんだよね。 なんか、やけに両替所が多いなあ、とか思ったんだけど。 そりゃ、儲かるだろって思ったもんね。 だから、4ヵ国まわるときには、4ヵ国のお金を少しずつ、 レートのいいところで両替して、用意してから出かけてゆくのです。 今回は、そーゆー必要まったくなかったもんね。 ∽ ∽ ∽ 大西洋岸のビアリッツで一泊してから、スペインに入ったんだけど、 ビアリッツって、サーフィンで有名なリゾート地なんですよ。 スペインの方からも、けっこう来てるみたいで、 お釣りとか貰っても、スペインのユーロがけっこう混じっていました。 (この前も書いたけど、コインの片面は各国独自のデザインです。) 高速ドーロを走って、スペインに入ったんだけど、 税関は、一応まだ在りましたね。 徐行して、そのまま素通りだったけど。 最初のサービスエリアで、ガソリン満タンにしたんだけど、 やっぱり思ってた通り、スペインの方が安いんですよ。 そのときのメモを見るとですねえ。 (今回は、ちょこちょこっとメモして来たからね。) 無鉛ガソリン フランス側 1リットル 1.08 スペイン側 1リットル 0.837 もちろん、ガソリンスタンドによって少し違うけどね、 だいたいこんな感じです。でも、どうしてスペインのほうは、 小数点以下3ケタまであるんだろうねえ。 ユーロには、そんな単位ないぜ。 まあ、最後の数字は四捨五入するんだろうけど、 でも、なんて読むのかね、不思議ですねえ。 国境越えるだけで、ガソリンが22%も安くなっちゃうんですよ。 ヨーロッパってそうなんだよね。 むかし、ルクセンブルグに行ったときもそうだった。 国境越えたら、ガソリンスタンドがいくつも並んでいるんだよね。 みんな、国境越えてガソリン入れに来るんだって。 土地の人が言ってました。 フランスは、ガソリンに掛かっている税金が高いそうです。 ∽ ∽ ∽ まあ、スペインてフランスに比べると、物価が安いじゃない。 去年、北欧行ったときとは、エライ違いだよ。 サービスエリアの自動販売機のコーヒーだって、 フランス側 1ユーロ スペイン側 50セント(サンチーム) 半額だぜー。 昔、僕がこっちに来たころ、19年前だけど、 ニューヨークで半年働いたら、あとの半年はスペインで、 遊んで暮らせるなんて云われてたもんね。 いま、マドリッドとか、バルセロナとか、そんなことないだろうけど。 でも今回行ったパンプローナは、物価安いと思いましたね。 だいたい、フランスより3割くらい安いんじゃないかな。 そうそう、物価の話じゃなくてユーロの話でしたね。 サービスエリアで貰ったお釣りをみたら、 みごとに全部スペインのユーロでした。 少しはフランスのユーロが混じっていてもいいんじゃないのって 思ったんだけど。 それから、モノの値段は、ユーロとペセタの両方で表示されていました。 これは、フランスでもそうだったんだけど、 フランスは6月まで、ユーロとフランの両方で表示することが、 義務付けられていました。 フランのお金は、この春で、もう使えなくなっちゃったんだけど。 でも、パリでもまだ、フランとユーロの両方で 表示してる店が多いですね。 たまにユーロだけの表示だと、 「不親切だなあ。」とか思っちゃうもんね。 えーと、ペセタだけど、ぜんぜん気にしなかったもんね。 ユーロだけ見てたから。それでわかっちゃうんだから、便利ですよ。 スペインの人も、ちゃんとユーロの価値がどのくらいか、 わかっているんだよね。 あたりまえだけど。 でも、フランスといっしょで、いまひとつ慣れてないなあっていうのが、 おもしろかったですね。 でもさ、これってさ、 たとえば、中国の奥のほうに行って、 日本人なんかゼンゼン来ないようなところで、 ガソリン入れて、5000円札出したら、 100円玉と10円玉でお釣りが来たみたいな、 そんなスゴイことじゃないかな。 そうだよ、きっと。 (ちょっと違うかもしれないけど。) なんか、いまごろ感動してしまいました。 やっぱり、ヨーロッパ統合って、スゴイよ。 (あとで気がついたんだけど、上の例えって、中国人のひとが読んだら 不愉快な気分になるかなあ。中国人のひと、読んでないと思うけど。 でも、悪意はないんですよ。べつに円じゃなくても、元でも、ウォンでも、 アジアドル(?)でも、なんでもいいんだけど。 アジアのお金が統一されたら、そんな感じかなあって思ってさ。 でも、僕、中国人のひと、わりと好きなんだよね。 同じアジア系ってことで、なんとなく仲間意識みたいなものを 感じたりしてさ。) あっ、それからスペインでカードも使ったけど、これも便利になったね。 前は、レートがこれくらいだから、口座から引き落とされるのは、 これくらいかなあ、とか思いながら使っていたんだけど。 フランスの銀行って、月に一度、計算書を送ってくるんですよ。 それを見て初めて、口座からいくら落ちたかワカルって感じだったから。 でも今は、使う時点で正確な数字がワカルから、 なんとなく安心ですね。 ユーロの話は、これくらいにしておこうかな。 旅の話は、またいつかということで。 □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ◇ ルルド Lourdes 〔1〕 ◇ ルルドのことなんだけど、 どんなことから書けばいいのかなって考えたんだけど、 そーっと、つま先から水に入るような感じで、 始めようかなって思っています。 Lourdes って、フランス語の綴りも書いておいたけど、 これは、地図で探すときに便利かなって思って。 それに、ルルドって日本風に発音しても、 フランス人には、まず通じないんですよ。 二番目のルがRの発音で、これは日本語のルとも全然違うし、 英語のRの音とも違うんだよね。 フランス語のRって、ちょっと「うがい」をするような音なのです。 それから、単語の最後の子音(S、T、Dなど)は、 発音しないことが多いですね。 フランスについて書かれたガイドブックには、 ルルドのこと載ってると思います。 「地球の歩き方 フランス」にも、簡単だけど載ってますね。 また、フランスに住んでる日本人の間では、 わりと知られているみたいです。 長く住んでる人で、行ったことがあるっていう人、 けっこういますね。 僕もねえ、ウワサには聞いていたんだけど、 あまりたいしたこと知らなかったんですよ。 僕が知ってたことといえば、 ・ ピレネー山脈の麓にマリア様が現れたという洞窟がある。 ・ その横に泉が湧いていて、その水を飲むと、 病気が治ったりするらしい。 ・ 奇跡が起こって、歩けなかった人が歩けるようになったり するらしい。 ・ だから足の悪い人とか、車椅子の人がたくさん来ている。 ・ おみやげ屋さんで、プラスチックの容器を売っていて、 みんな、それに水を入れて持ち帰っているとか。 そんな程度でしたね。 ∽ ∽ ∽ ルルドに行くっていう人がいると、 「じゃあ、おみやげに水を持って来て。」 って言う人が結構いるみたいで、 頼まれたほうも、水はタダだから、 「ああ、いいよ。」って、簡単に引き受けて、 あとで、「いやあ、重かった。」っていうのが、 みやげ話だったりするんだけど。 でも、誰に訊いても、 奇跡が起こったとか、素晴しかったなんて言う人いないから、 まあ、あんまりたいしたことないんだろうな、とか思ってたんですね。 去年だったかな、テレビのチャンネル変えたら、 ちょうどルルドのことをやってて、 (あんまり真剣に見なかったんだけど) ルルドに行って、歩けるようになったっていう人が出てました。 60才くらいの、フランス人のオジさんで、穏やかな感じの、 なんか牧師さんみたいな雰囲気の人でした。 神様が、この人に救いの手を差し伸べたというのは、 なんとなく解るような気がする、というような、そんな人でした。 そのオジさんが言うには、 ルルドに行って、夜寝てたら、なんか声が聞こえたんだって。 その声が、「起きて、歩きなさい。」って言うんだって。 それまで、ずっと長い間歩けなかったんだけど、 起きてみたら、ちゃんと歩けたんだって。 だから、最初は、「これは、夢だ。」って、思ったそうです。 テレビには、このオジさんが、田舎道で自転車に乗ってる場面が 映ってました。 このオジさん、 歩けるとか、自転車に乗れるとか、 普通の人だったら、あたりまえにできることが、 自分にもできるっていうことに、 しみじみと幸福を感じているんですね。 テレビを見ているこちら側にも、それが伝わってくるのです。 大げさでもないし、とくに嬉しそうな顔をしてるわけでもないんだけど、 ゆっくりとペダルをこいでいる様子から、 本当に幸福を感じているんだなっていうのが、わかるんですよ。 自分は神様に選ばれたんだ、っていうような意識は、 ぜんぜん無いみたいでした。 僕は、これを見たとき、(このレター読んでる人もそうだろうけど) 「ふーん、きっとそういうコトもあるんだろうな。 でも、自分には関係ないな。」って、思ってたんですね。 (このオジさんのことは、あとでまた、もっと詳しく書くことが できると思います。) ( つづく ) □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ 【 近ごろのフランス 】 今月、フランスで行われたアンケートです。 ・ アメリカ軍がイラクを攻撃するとしたら、 良い ・・・・・ 5% どちらかといえば良い ・・・・・ 13% どちらかといえば良くない ・・・・・ 22% 良くない ・・・・・ 54% 無回答 ・・・・・ 6% ・ フランス軍が、国連軍としてイラク攻撃に参加するとしたら、 良い ・・・・・ 6% どちらかといえば良い ・・・・・ 16% どちらかといえば良くない ・・・・・ 20% 良くない ・・・・・ 55% 無回答 ・・・・・ 3% この結果をみると、フランス人、 良識というか、まともな国際感覚を持ってますね。 日本では、こういうアンケートやらないんでしょうかね。 でも、自分には関係ないって思っている人多いだろうなあ。 2002年8月20日 Michio 追伸 また、バズーカ砲を持った悪党の人たちが、 現金輸送車を襲うっていう事件が起きたんだけど、 このレター長くなっちゃうから、 (いつも、ちょっと長いかなって思うんだけど) そのことは、次回の巴里レターに書こうかなって思っています。 巴里レター 配信の手続きは次のところでどうぞ めろんぱん http://www.melonpan.net/mag.php?002474 メルマガ天国 http://melten.com/m/9592.html PUBZINE http://www.pubzine.com/detail.asp?id=18529 解除は、登録されたところでお願いします。 一筆書いて送りたいという方は、次のアドレスへ michion2@mail.goo.ne.jp じゃあ またね
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