巴里レター No.25

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       ☆ 巴里レター No.25 ☆

 
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 読者の皆様
 メルマガサイトのスタッフの皆様
 あけましておめでとうございます。
 (ちょっと遅かったかな)

 年賀状メールをくれた方、
 (新年になる直前に送ってくれた方とか) 
 ありがとうございました。
 
 今年もよろしくどうぞ。

 下の話は、一応No.19からの続きなんだけど。


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   § フランス人の名前のこと

 カミーユに会ったので、名前のことをチョット教えてもらいました。
 (逢ったんじゃなくて、会ったのでした。 いっしょかな。
  違うような気がするけど。)
 
 カミーユという名前は、昔は男の人の名前だったそうです。
 今では女の人のほうが多いみたいです。けっこう流行ったとか。
 他にも、男女兼用の名前として、クロード、ルネ、ドミニック、ミッシェル
 などがあるそうです。
 日本にも、昔ありましたね。「ひろみ」とか「薫」とか。
 (もちろん、今でもあると思うけど。)

 ルネとミッシェルの女性形は、綴りがちょっと違うそうです。
 でも、彼女が言うには、
 「もし、いま生まれてくる子供に、ミッシェルって名前を付けたら
  ちょっとカワイソウかな。」だって。

 この発言には、ややショックを受けてしまいました。
 フランスには、ミッシェルって名前多いんですよ。
 (英語風だったらマイケルとか、ロシア風だったらミカエルかな? )
 それに、僕の名前と綴りが似てるし。(Michel.Michelle ・・・
 まあ、細かいことは気にしないで。)
 だから、ミッシェルって名前に、なんとなく親しみのようなものを
 覚えていたのに、・・・ もう時代遅れの名前なんですねえ。
 
 さらに彼女が言うには、
 「ルネって名前を聞くと、おじいさんだと思っちゃうわ。」だって。
 それは、なんとなく分かるような気がします。

    ∽     ∽     ∽

 ちょっとした知り合いに日仏カップルがいて、
 今度男の子が生まれるとかで、名前を考えてるんだって。
 多くの日仏カップルがそうであるように、
 女性のほうが日本人なんだけど。
 (95%は、そうだっていうウワサもあります)

 で、僕とその彼女との会話です。
 
 女 「日本でもフランスでも通じるような名前をさがしているんだけど、
    なかなか無くて・・・」

 僕 「名前考えるのも、結構たいへんだよね。」

 女 「やっと見つけたと思ったら、彼の両親が変だって言うのよね。」

 僕 「ふ〜ん。 どんな名前なの。」

 女 「トマっていうんだけど。」

 僕 「・・・・・ 変だ。」

 女 「ひどーい。」

 僕が変だって思うくらいだから、よっぽど変なのかもしれない。
 (トマっていう名前の人、これ読んでないと思うけど)

 トマっていう名前が、日本でも通じるって考えることじたい、
 ちょっと変じゃないか。
 それとも、最近はそーゆー名前、日本にもあるのかな。
 なんか、トンマとか、「ドカベン」のトノマとか、
 そんなの連想しちゃうよね。

 子供の名前では、皆さん、けっこう苦労してるみたいです。
 やっぱり日仏カップルのオバさん、
 子供にセリーヌっていう名前をつけたら、日本に帰ったときに、
 みんなにバカにされたって言ってました。
 (フランスでは、よくある名前なんですよ。)

 「そんなハンドバッグみたいな名前つけて、
  二番目が生まれたら、ランセルってつけるのか。」
 って言われたんだって。
 それは、ちょっと、あんまりだ。

 まあ、名前の話はこれくらいにしておきましょう。
 
 
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    ◇ ルルド Lourdes 〔11〕 ◇

 ベルナデットの記念館みたいなところに入ってゆくと、
 まず、当時のその付近の模型のようなものがありました。

 それを見ると、マリア様の洞窟のすぐ近くまで、
 川がきていたんですねえ。
 小さな山には、他にも似たような洞窟がいくつかあるみたいです。

 展示されていたのは、ベルナデットの手紙とか、
 彼女が気に入っていた、どこかの教会のマリア像とか、
 彼女の両親の肖像画とか、(ベルナデットは母親似ですね)
 それから、当時の新聞もありました。

 地方新聞なんだけど、マリア様が現れたらしいという記事が、
 そんなに大きくもなく小さくもない記事として、載っていました。
 で、なにげなくその記事を読んでいったんですね。
 『フムフム』とか思いながら。

 新聞作ってた人たちは、あまり信じてなかったみたいで、
 「私達の意見は保留しておきますが・・・」みたいな感じで
 書いていました。

 「ルルドのGAVE川のほとりに、マリア様が現れているらしい・・・
  日増しに、集まる人の数が増えている・・・
  聖母が現れるのは、毎朝6時で・・・ 〔!!!〕

 思わず息をころして、3回ほど読み返してしまいました。
 賢明な読者の方は、ここで、僕の夢にマリア様が現れたのが、
 朝6時だったということを思い出してくれると思います。
 (記憶力のない方は・・・・・ まあ、そういうことです。) 

 無神論者の方は、『単なる偶然だよ。』とか、
 『マンガだぜ。』って思うかもしれませんが。

 それから、「毎朝6時」というのも、じつは新聞社の間違いで、
 本当は5時から8時の間だったとか、後で分かったのですが、
 なにしろ、もう、聖母信仰を持ってますからねえ。
 この100年以上も前の新聞記事に、
 かなりの衝撃を受けてしまいました。 

 『そ、そうだったのか・・・ 奇跡が起こるのは夜なかでも、
  マリア様が現れるのは朝だったんだ・・・ 知らなかった・・・ 』
 と、しばらくその場に立ちつくしてしまいました。

 で、一生懸命考えたんですね。
 『このままパリに帰ったら、きっと後悔するだろうな。
  やっぱり、もう一泊して、明日の朝6時に洞窟に行って、
  マリア様が現れないってことを、確認してから帰るべきだよな。
  そうしないと、後で、あのとき朝行ってたら、ひょっとしたら、
  マリア様が現れたかもしれないって、ずっと思うだろうな・・・
  ここはやっぱり、現れないという事実を確認しないといけないよな・・・
  でも、もしマリア様が現れたら・・・・・ 
  ベルナデットになっちまうぜ・・・
  パリに帰れねえぜ・・・ 
  それはちょっと困るよな・・・
  まだ俗世間に未練があるし・・・ 
  坊さんにはなれねえぜ・・・ 
  (ベルナデットは後に修道女になって、一生を終えたのでした) 
  やっぱり、もう一泊しないといけないよな・・・
  よし、もう一泊して・・・ 明日の朝、早起きしよう。』と、
 心に決めて、やっとその場を離れたのでした。

                         (つづく)

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 【近ごろのフランス】

 ・ 寒いぜ。1月になって、急に寒くなりました。
  パリでも、最低気温がマイナス10度、
  最高気温がマイナス5度なんて日もありました。
  (マイナス9度とマイナス4度だったという説もある。)
  なんか違う星にいるみたいだ。
 
 ・ 「パリ・ダカ」をやってますが、今年はスタート地点がパリではなくて、
  マルセイユだったので、「パリ・ダカール」とは言いません。
  「ダカール 2003」と言います。(なんてロジックな国民なんだ。)

 ・ テロの容疑者として捕まっていた、ドゴール空港のポーターが、
  無実だということが判って釈放されました。
  彼の車のトランクに武器を隠したのは、警察に通報した男でした。
  なんでもポーターの奥さんが、昨年焼死していて、
  『それは彼のせいだ。』と思い込んだ、
  義理の家族による復讐劇だったとか。 
  ポワロとかメグレが出てきても、おかしくないような事件でしたね。

 ・ アンケートの結果 (TF1のニュースから) 

    対イラク戦争に反対する人の割合

     イタリア ・・・ 83%
     ドイツ  ・・・ 80%
     フランス ・・・ 76% 
     イギリス ・・・ 53% 
     
     ◇       ◇       ◇ 

 とくに今年の目標とか、抱負のようなものは無いのだけれど、
 こんな感じで巴里レターを続けていけたらいいなぁ、
 なんて思っています。

       2003年1月16日        Michio

 追伸

 「詩人の翼」を注文したら、ちゃんと届きました、
 というメールを頂きました。 やっぱり、まだあったんだ。
 初版本だから、あと50年くらいしたら価値がでるかもしれない。
 (んなコトないか)

 トマ君、無事に生まれたそうです。
 今回きいたら、トマじゃなくてトーマだとか。
 英語のトーマスを仏語読みすると、トーマなんだって。
 日本名は、トウマだそうです。
 (なんとも言えない。)

 
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