巴里レター No.31

 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

  
       ☆ 巴里レター No.31 ☆

 
 □  □  □  □  □  □  □  □  □  □


   ◇ 夢で日本の神様に逢った話 ◇

 数人の方からリクエストを頂いたので、書くことにしました。
 夢のお話です。
 5年くらい前だったかな、10年くらい前だったかな。
 とにかく、20年がアッというまだったので、
 その夢も、アとッの間のコトだったわけで、
 いつのコトだったのか、よくわからないのです。

 場所は、巴里の街なかでした。
 僕は、誰かと話をしていたような気がします。
 カフェのテラスだったかもしれない。

 なにげなく道ゆく人たちを眺めていたら、
 なんと、向こうから、日本の神様が歩いていらっしゃるのです。

 夢のなかですからねえ、
 その方が日本の神様だって、すぐわかるんですよ。

 ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」に、イワンの話で、
 16世紀のセヴィリアに、キリストが登場する場面があります。
 人々は、その方がキリストだって、すぐわかるんだけど、
 ホントそんな感じなんですよ。
 見た瞬間に、わかるのです。

 で、僕は、その頃、キリスト教の神様だけを信じていたから、
 その日本の神様のところに、ツカツカって歩いて行って、
 罰あたりにも、こんなふうに言ったのです。
 (ちょっと、ここに書くにも、コワかったりするんだけど)
 「あなたは、神様じゃない。
  だって、キリストは、神は唯一だって言ったんだから。」
 って、そんなふうに言ったんですよ。神様に向かって。

 じっさいには、言葉じゃなくてテレパシーだったかもしれない。
 (夢のなかのテレパシーについては、No.12をお読みください。
  また、「唯一」というところは、フランス語のUNIQUEという単語を
  使いました。)

 そう言い終るか、言い終らないうちに、
 僕は突然、息ができなくなってしまったのです。
 ホント、もうパニックに陥ってしまって、
 すぐ目が覚めたんだけど、目が覚めてからも、 
 少しのあいだ、やっぱり息ができなかったんですね。
 何がどうなってるのか全く解らないまま、
 パニクってる状態でした。

 結局、喉に痰がつまって、息ができなかったんだけど、
 喉に痰がつまって息ができないなんて、
 それまで一度もなかったんですよ。
 起きているときでも、寝ているときでも。
 後にも先にも、このときだけですね。

 だからもう、すぐに、日本の神様に謝って、
 『やっぱり、日本には日本の神様がいらっしゃるんだ。』 って、
 その時から信じているわけです。
 もちろん、他の国にも、その国の神様がいらっしゃるんじゃないかな、
 って思っています。

 (もう、一生懸命敬語を使っておりますが、)
 日本の神様、どんなお姿だったかなって、
 あとで思い出そうとしたのだけれど、
 なかなかうまく思い出せないんですね。

 中肉中背だったというのは覚えています。
 お顔はねえ、僕のメモリーから、きれいに削除されたみたいに、
 思い出せないんですよ。
 服装はねえ、絵本とかマンガとかに出てくる日本神話の、
 大国主命とかいらっしゃるじゃないですか、
 あんな感じではなかったですね。
 どちらかというと、お地蔵さんが着ているような、
 スラッとした服装というか、御召し物というか、
 そんな感じだったような気がします。

 でも、日本の神様、御一人じゃないかもしれないし、
 他にもいらっしゃるかもしれませんよね。
 
 (これを書きながら、一人でビビッたりしておりましたが、
  今日は、コワイ夢とかみないで、ちゃんと眠れますように)


 □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □


   ◇ 一番ビックリしたこと ◇ 
                      (No.30の、つづき鴨)

 この20年間で、一番ビックリしたことについて書こうと思います。
 (まあ、上の夢の話もビックリしたことなんだけど) 

 日本に居ても、そうかもしれないけれど、
 長く居ると、だんだんモノゴトに驚かなくなってくるんだよね。
 (ツラの皮が厚くなってくるというか、なんというか。) 

 だから、僕が巴里に来て、まだ最初の頃のことなんだけど。
 その頃、僕は11区のレピュブリック広場の近くに住んでいました。
 わりと下町っぽいというか、まあ、茶色い人とか、黒い人が多い
 地区ですね。

 ある日、たぶん学校の帰りだったと思うけど、
 レピュブリックの駅でメトロから降りて、ホームを歩いていたら、
 すぐ近くに、女性の下着を頭にかぶった人がいたのです。(!)
 ブラじゃないほうで、・・・ 色は白だった。

 僕は思わず、『ゲッ!』 って、チョットのけぞっちゃったんだけど。
 そのオニイちゃん、平気な顔して歩いているんだよね。
 30才前後で、茶色い人でした。
 下着の二つの穴から、髪の毛盛り上がったりして。

 周りに人がたくさんいたんだけど、
 気がついたら、ビックリしてるのは僕だけなんですよ。
 他の人は、みんな何ゴトもないような顔で、
 普通に歩いているんですね。
 そのことに、もう一度ビックリしてしまいました。
 ダブルパンチですね。

 だから、10秒ぐらいして、やっと、この衝撃から立ち直ったときに
 思いましたね。
 『そうか。パリという街は、そういう街だったのか。』ってね。
 なんとなくパリという街を、少し理解したような気になったのです。
 (ヘンだけど。) 

 でも、女性の下着を頭にかぶって歩いている人を見たのは、
 残念ながら、この時だけですね。
 まあ、地域的なことも、要素としてあったと思います。
 そのときは分からなかったけど。

 他の区に引越してから、分かりました。
 『やっぱり、あの辺はフツーじゃなかったんだ。』ってね。

 夜中に、誰かが「ギャー!」って叫んでいるとか、
 広場を歩いていたら、いきなり茶色いオジさんが立ち塞がって、
 舌を出して、自分の口のまわりをベロベロ舐め始めるとか。
 僕は、その頃、純情だったから、
 『パリって、そーゆー街なんだ。』って、ずっと思っていたんですよ。
 でも、やっぱり違うのです。(あたりまえだけど)

 確かに、そーゆー地区もあるけど、もっとマトモな地区もあるのです。
 もちろん、いまはマトモな地域に住んでます。(幸いなことに)


 □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □ ∞ □


 【近ごろのフランス】

 日本でもニュースになったと思うけど、
 Mecca Cola (メッカ コーラ)、売れているみたいです。
 すでにフランスで100万本、世界で400万本売れたとか。
 大きなボトル(1.5L?)は、色も形もコカコーラによく似ています。
 ウチの近所では売ってないけど、パリ市内でも北の方、
 アラブ人が多い地区で売ってるみたいです。

             2003年4月5日      Michio
 
 追伸

 巴里レターも、一年経ちました。
 インターネットで、いろいろ読んでいると、
 『ひょっとして、この人、巴里レター読んでいるんじゃないかな。』
 って思うこともあります。
 それが、僕みたいに個人でメルマガ作っているような人だったら、
 『きっと、読んでるんだろうなあ。』って思うけれど、
 有名な人とか、もっとメジャーなところで活躍してる人だったら、
 『そんな筈無いよな。やっぱり気のせいだよな。』って思ったりします。
 いいんですよ、べつに。読みたい人だけ読んでくれれば。
 と、この調子で続けていきますので、ヨロシク。
 
 「カラマーゾフの兄弟」のイワンの話は、
 大審問官の章に出てきます。

 巴里レターNo.12をまだ読んでない方は、
 ホームページに「メルマガの見本」としてUPしているので、
 そちらでどうぞ。

    URL . http://members.goo.ne.jp/home/michion2


 巴里レター 配信の手続きは次のところでどうぞ

 めろんぱん    http://www.melonpan.net/mag.php?002474
 メルマガ天国   http://melten.com/m/9592.html    
 PUBZINE  http://www.pubzine.com/detail.asp?id=18529
 まぐまぐ     http://www.mag2.com/m/0000104321.htm


 解除は、登録されたところでお願いします。
 一筆書いて送りたいという方は、次のアドレスへ
 michion2@mail.goo.ne.jp

                      じゃあ またね


 △TOP